ケンコーマヨネーズ、統合報告書2025を公開――サラダ料理で世界一へ

■56ページ構成で企業価値向上への道筋を明示、英語版は2026年1月公開へ

 ケンコーマヨネーズ<2915>(東証プライム)は10月27日、ケンコーマヨネーズグループ「統合報告書2025」を発行し、同社企業サイトで公開した。同社は2022年から、株主や投資家をはじめとするステークホルダーに向け、グループへの理解を深めてもらうことを目的に統合報告書を発行している。今回の「統合報告書2025」では、ビジョンである『サラダ料理で世界一になる』の実現に向け、グループが推進する多様な戦略を財務・非財務両面から体系的に示した。「グループが社会や市場で果たす役割」と「同グループの強み」をわかりやすく整理しているのが特徴である。

 報告書は、同社のこれまでの歩みと現在、そして未来を伝える構成となっている。代表取締役2名によるメッセージや、主力商品であるポテトサラダのバリューチェーン分析を掲載。さらに、中長期経営計画の進捗と今後の方針に加え、〈特集〉海外市場と今後の展望、〈特集〉人材戦略の実行と「従業員から選ばれる会社」の実現など、成長戦略に関する詳細な情報も盛り込んでいる。また、サステナビリティ方針に基づき、5つのマテリアリティや若手社員座談会を通じて、持続可能な社会の実現に向けた取組みを紹介。コーポレート・ガバナンス面では、リスクマネジメント体制や企業価値向上に向けた社外取締役の提言などを収録している。

 同社は今後も情報開示の充実とステークホルダーとの対話を重視し、持続的な成長と企業価値の一層の向上に取り組む方針である。報告書は横A4版・全56ページのPDF形式(日本語)で、同社サイトから閲覧可能。英語版は2026年1月頃に公開予定としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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