アイデミーは先行投資で再成長の基盤構築、AI分野へ積極投資、株価は底打ち感強まる

 アイデミー<5577>(東証グロース)は7月11日に25年5月期連結業績を発表した。既存案件の大型化が進まず、M&A関連など一時的費用も影響して減益だった。26年5月期は再成長に向けた先行投資の影響で赤字予想としている。27年5月期以降の持続的な成長軌道を実現するため、26年5月期を再成長に向けた投資フェーズと位置付けて、AIおよびAI Related App領域への事業投資を強化する。積極的な事業展開で中長期成長を期待したい。株価は4月の安値圏から反発して底打ち感を強めている。目先的には26年5月期予想を嫌気する可能性もあるが下値限定的だろう。

■26年5月期は再成長に向けた先行投資で赤字予想

 25年5月期の連結業績(6月12日付で上方修正)は売上高が前期比3.0%減の20億56百万円、営業利益が85.2%減の43百万円、経常利益が85.0%減の43百万円、親会社株主帰属当期純利益が8百万円の損失(前期は2億15百万円)だった。既存案件の大型化が進まず、M&A関連など一時的費用も影響して減益だった。費用の効率的運用などで営業・経常黒字を確保した。EBITDA(営業利益+償却費+のれん償却費+仲介費等の株式関連取得費用)は1億60百万円(前期は3億30百万円)だった。

 サービス別の売上高は、法人向けAI/DXプロダクト事業が8.9%減の11億69百万円、AI/DXソリューション事業が24.2%増の6億75百万円、個人向けAI/DXリスキリング事業が27.6%減の2億11百万円だった。AI/DXプロダクト事業は教育が一巡した一部顧客企業の解約の影響などで減収だった。AI/DXソリューション事業はM&A効果(前期第4四半期に子会社化したファクトリアルの通期連結)で増収だった。AI/DXリスキリング事業は競合環境変化などで減収だった。

 全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が5億27百万円で営業利益が27百万円の損失、第2四半期は売上高が5億17百万円で営業利益が10百万円、第3四半期は売上高が5億32百万円で営業利益が70百万円、第4四半期は売上高が4億80百万円で営業利益が9百万円の損失だった。

 26年5月期の連結業績予想は売上高が前期比5.2%減の19億50百万円、営業利益が3億15百万円の損失(前期は43百万円)、経常利益が3億20百万円の損失(同43百万円)、親会社株主帰属当期純利益が3億40百万円の損失(同8百万円の損失)としている。EBITDAは2億35百万円の損失(同1億60百万円)としている。

 再成長に向けた先行投資の影響で赤字予想としている。27年5月期以降の持続的な成長軌道を実現するため、26年5月期を再成長に向けた投資フェーズと位置付けて、顧客ニーズの深耕等に注力するマーケティング活動の活性化(投資額1億50百万円)、生成AI関連を中心とするコンテンツ強化(同1億円)、AIおよびAI Related App領域への事業投資(同1億円)を強化する。積極的な事業展開で中長期成長を期待したい。

■株価は底打ち感

 株価は4月の安値圏から反発して底打ち感を強めている。目先的には26年5月期予想を嫌気する可能性もあるが下値限定的だろう。7月11日の終値は911円、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS292円47銭で算出)は約3.1倍、そして時価総額は約36億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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