テンポスホールディングス、株主優待制度を段階的に変更、長期保有株主を優遇へ

株主優待

■2026年10月より新制度開始、1年以上の保有で優待対象に

 テンポスホールディングス<2751>(東証スタンダード)は10月30日、株主優待制度の一部変更を決議したと発表した。会社法第370条に基づく書面決議により、従来の優待内容を見直し、株式の継続保有期間に応じた段階的な優待制度へ移行する。新制度は2026年10月末(中間期)より実施し、2027年4月末(期末)から全面適用する。

 同社は、株主への感謝とともに、株式の投資魅力向上および長期保有の促進を目的に制度変更を行う。これまで優待は保有期間を問わず100株以上の株主を対象に実施してきたが、今後は保有期間1年未満の株主を対象外とし、1年以上保有で3000円分、3年以上保有で8000円分の「株主優待御食事券」を進呈する。中間期についても保有期間2年以上の株主を対象に、最大5万円分の食事券が当たる抽選制度を導入するなど、優待の内容を充実させた。

 新制度の適用は、2026年4月期末まで従来制度を継続した後、2026年10月末から段階的に開始する。これにより、継続保有期間に応じた優待が確定していく形となる。テンポスHDは、飲食関連サービス事業のファン株主層拡大を狙い、長期的な株主関係の強化を図る方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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