加賀電子、タイでEMS新工場建設、自動化ライン導入し売上高500億円目指す

■自動化・省人化を柱に高効率生産を実現、北米向け完成品にも対応

 加賀電子<8154>(東証プライム)は11月4日、タイにおいてEMS事業の新工場「アマタナコン第3工場」を建設すると発表した。アセアン地域で拡大する基板実装および完成品組立ニーズに応える中核拠点として位置づけ、中国拠点で開発した実装自動化ラインを導入し、生産効率の最大化と需要変動への柔軟な対応を図る計画である。新工場は「自動化」「省人化」をコンセプトとし、既存2工場と連携しながら米国向けを含む完成品の組立にも対応する体制を整える。

 加賀電子は2002年にタイ現地法人「加賀タイ」を設立し、空調機器や車載機器などの基板実装受託を中心にEMS事業を展開してきた。直近では自社ブランドの小型無線モジュールの量産も担うなど、品目の多様化が進んでいる。新工場では表面実装機やはんだ槽などを自動化ラインとして導入し、サイクルタイムの短縮と安定した高効率生産を実現するとともに、マレーシアやベトナム、インドなど他地域への設備展開も支援するマザー工場機能も果たす。

 完成品の組立ライン新設により、北米市場を中心とした多様な顧客ニーズに迅速かつ柔軟に対応し、3工場の総合力で5年後にEMS売上高500億円の達成を目指す。アマタナコン第3工場は2025年内の稼働を予定し、延床面積は4400平方メートル、初期投資額は約13億円、稼働時従業員数は110人を見込む。現有工場と合わせた生産体制強化により、アセアン地域における競争力向上とグローバル供給網の強化を図るとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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