ビート・ホールディングス・リミテッド、ビットコインETF評価益26億円超を計上

■10月末時点で時価約264億円、四半期ごとに評価損益を計上へ

 ビート・ホールディングス・リミテッド<9399>(東証スタンダード・外国株)は11月4日、同社が保有するビットコインETF「iShares Bitcoin Trust(IBIT)」の2025年10月31日時点における時価評価額を公表した。保有数量は27万5330口で、合計購入価額は1,542万1605米ドル(約23億7646万円)、時価評価額は1,715万3059米ドル(約26億4328万円)となった。これにより評価益は173万1454米ドル(約2億6681万円)となり、終値単価62.30米ドルを基準に算出された。

 同社は2025年2月から8月にかけて複数回に分けてIBITを購入しており、平均取得単価は56.011米ドルであった。円換算には三菱UFJ銀行の対顧客電信売買相場の仲値である1ドル=154.10円が適用されている。IBITの保有残高は四半期ごとに時価評価を行い、評価損益はその他包括利益に計上する方針で、今後業績に著しい影響が生じた場合は適時開示を行うとした。

 ビート・ホールディングスはケイマン諸島に設立された投資会社で、香港を拠点とし、アジアや北米に子会社を展開している。知的財産のライセンシング事業やモバイルメッセージング・ソフトウェアサービスを主力とし、東京証券取引所スタンダード市場に上場している。同社は引き続き暗号資産関連投資の運用実績を開示し、透明性の確保に努める姿勢を示した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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