Veritas In Silicoとデクセリアルズ、分光学的RNA構造測定法の共同開発へ

■概念実証を経て実用段階へ、3年間で社会実装目指す

 Veritas In Silico(VIS)<130A>(東証グロース)は11月4日、デクセリアルズ<4980>(東証プライム)と高速かつ正確な分光学的RNA構造測定法の共同技術開発を実施することで合意したと発表した。両社は2023年12月から概念実証に取り組んでおり、実現可能性が確認できた段階に至ったため、本格開発へ移行する。共同開発期間は約3年間を予定し、中程度の長さのRNA鎖の配列組成や二次・三次構造を非破壊で迅速かつ精緻に測定できる手法の確立と社会実装を目指す。

 同共同開発では、VISが保有するRNA構造解析や設計技術、創薬プラットフォーム「ibVIS」を活用し、デクセリアルズは分光学的計測機器、機械学習、データ解析技術を提供する。既存のSHAPE法やNMR法の課題とされる曖昧性や時間・労力を補完する技術として期待される。同手法が確立されれば、RNA構造学のみならず、mRNA創薬や核酸医薬品の研究開発、さらにはRNA製造過程での品質管理への応用も視野に入れ、広く公開していく方針である。

 VISはこの技術により創薬基盤の強化と事業の安定化、株主価値の向上を目指すとしている。研究費用は双方が負担し、金銭授受は行わないため、2025年12月期および2026年以降の業績への影響は軽微と見込まれている。今後、必要な事項が生じた際には速やかに公表する考えである。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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