エーアイ「コエステーション」登録15万人突破、音声合成の個人利用が拡大

■東芝リカイアス技術採用、意思伝達支援など幅広い分野で利用進む

 エーアイ<4388>(東証グロース)は11月11日、個人向け音声合成スマートフォンアプリ「コエステーション」の登録ユーザー数が15万人を突破したと発表した。ユーザーが自身の読み上げ音声をもとに「自分の声の分身(コエ)」を生成し、任意のテキストを本人の声で再現できる仕組みで、日常利用から福祉分野まで幅広く普及している。

 同アプリは2018年4月にリリースされ、東芝デジタルソリューションズ株式会社のコミュニケーションAI「RECAIUS(リカイアス)」の音声合成技術を採用。スマートフォン上で自分のコエを簡単に作成・保存できる点が特徴で、アカウント連携により外部サービスでも利用可能となっている。これまでに5社の意思伝達装置・アプリに採用され、声を失った人の発話支援など社会的意義も高い。

 エーアイによると、コエステーションはリリース以降、順調に登録者数を伸ばしており、今後も個人の声による音声合成サービスの需要拡大が見込まれる。現在、ユーザーアンケートを実施しており、結果をサービス改善に反映する方針である。なお、音声合成エンジン提供元の東芝デジタルソリューションズは、音声技術とAIを融合したソリューションを通じ、人とモノの自然なコミュニケーションを支援している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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