加賀電子、東海東京証券がカバレッジ開始で目標株価4500円・「買い」推奨

■EMS事業の好調持続と積極的M&A戦略を評価

 加賀電子<8154>(東証プライム)は、東海東京証券が12月19日付でカバレッジを開始し、レーティング「Outperform(買い)」、目標株価4500円の投資判断を受けた。担当アナリストは萩原幸一朗氏。同社をカバーする証券会社は、いちよし証券、SBI証券、岩井コスモ証券に続き4社目となり、業界最大手のマクニカホールディングスの2社を上回る。中小型株としては異例の充実したカバレッジ体制となった。

 同社は独立系半導体・電子部品商社として、メーカーに縛られない最適提案が可能な点に強みを持つ。8000社超の仕入れ先と1万社超の販路を有し、部品調達から販売まで一貫して提供できるワンストップサービス体制を構築している。東海東京証券が特に注目するのは、EMS(受託製造)事業の拡大により営業利益率が向上し、大手電子部品商社として最高水準の4.3%を達成している点である。2026年3月期上半期は、同業他社の多くが減益となる中、EMS事業や情報機器事業の好調により前年比13%増益を達成した。

 東海東京証券は、脱中国ニーズを背景に同社のメキシコ、アセアン、インドのEMS拠点を利用したい顧客が増加していると分析し、2027年3月期も業績続伸を予想している。目標株価は同期予想EPS451.1円に、同業他社平均を参考としたPER10倍を適用して算出した。リスク要因としては世界景気の悪化やEMS事業の逆風を挙げている。同社は既存事業の成長とM&Aを成長戦略の両輪とし、2019年以降、富士通エレクトロニクス(現加賀FEI)、エクセル、協栄産業などを買収して業容を拡大してきた。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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