三菱マテリアル、UBE三菱セメントの国内生産体制を再構築

■九州工場苅田第二地区のキルン停止、2027年3月末目途

 三菱マテリアル<5711>(東証プライム)は12月23日、持分法適用関連会社であるUBE三菱セメントが、セメント関連事業における国内生産体制の再構築を決定したと発表した。2027年3月末を目途に、九州工場苅田第二地区のキルンを停止し、同地区を各種廃棄物処理に特化したリサイクル推進拠点へ再構築する。資産効率の適正化と競争力強化、カーボンニュートラル実現に向けた熱エネルギー代替率向上が狙いである。

 背景には、国内セメント需要の減少や輸出市場の採算悪化など、業界環境の厳しさがある。UBE三菱セメントは、生産体制を苅田第一地区へ集約することで設備効率を高めるとともに、既存の廃プラスチック破砕・梱包設備などを活用し、苅田第二地区をリサイクル推進拠点として整備する。これにより、全社の熱エネルギー代替率50%以上の達成を目指す。

 同件に伴う三菱マテリアルの2026年3月期連結業績への影響は軽微と見込まれている。同社は、同施策を通じてセメント事業の競争力向上と持続的成長を図り、企業価値の向上とサステナブルな社会の実現につなげる方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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