はなまる、大晦日限定で年越し天ぷら展開、本社高松移転後の「原点回帰」を象徴

■上海老天と野菜かき揚げを全国展開、テイクアウト需要にも対応

 吉野家ホールディングス<9861>(東証プライム)傘下のはなまるは12月26日、2025年12月31日の大晦日限定で、「上海老天」および「野菜かき揚げ」を組み合わせた年越し天ぷらを全国の「はなまるうどん」店舗(一部店舗を除く)で販売すると発表した。大晦日の年越し需要に対応する取り組みで、縁起物として親しまれる海老天を中心に、テイクアウト需要も見込む。

 同社は創業25周年を迎えた本年1月、本社を創業の地である香川県高松市へ移転し、讃岐うどんへの原点回帰を明確にした。併せて、地産地消や伝統継承を掲げる「おいでまい!さぬきプロジェクト」を始動し、本場・讃岐の味を正直に届ける姿勢を改めて打ち出した。今回の年越し天ぷらは、その一年を締めくくる象徴的な取り組みと位置付けている。

 大晦日限定で提供する「上海老天」は、通常の大海老天を上回るサイズのブラックタイガーを使用し、各店舗で一本ずつ揚げる。用意する数量は約10万尾と過去最大級の規模である。価格は「上海老天1本」360円、「同2本」700円、「野菜かき揚げ2個」340円で、店内飲食とテイクアウトは同一価格とした。年末の食卓を支える商品として、企業姿勢と地域へのこだわりを訴求する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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