マクセル、ER電池サイズ互換の全固体電池モジュール開発

■全固体電池でER電池代替へ、交換負担と廃棄量を低減

 マクセル<6810>(東証プライム)は1月20日、塩化チオニルリチウム電池(ER電池)と同等のサイズと出力電圧を持つ全固体電池モジュールを開発したと発表した。産業機器のバックアップ電源やスマートメーター、IoTセンサーなどで広く使われるER電池は一次電池のため、定期交換や使用済み電池の廃棄が課題となっていた。

 今回のモジュールは、直径17.9ミリ、高さ50ミリのER電池サイズ互換の筐体に、量産品の全固体電池「PSB401010H」を8個搭載し、標準容量35mAhを確保した。電池電圧を3.6Vに変換して出力する回路を内蔵し、5V充電に対応する。既存のER電池ユーザーでも容易に導入できる点が特徴である。

 同モジュールを採用することで、電池交換頻度の低減によるメンテナンス工数削減や長期間稼働による生産性向上が見込まれる。使用済み電池の廃棄量削減を通じて環境負荷低減にも寄与する。1月21日から23日まで東京ビッグサイトで開催される「AUTOMOTIVE WORLD 2026」で展示・デモを行う予定で、同社は今後、全固体電池とワイヤレス給電やエナジーハーベスティング技術を組み合わせたモジュール製品化も検討するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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