【株式市場】円高など受け日経平均は大幅続落だが材料株など強く資源株も高い

株式市場

◆日経平均の前引けは1万6791円56銭(253円43銭安)、TOPIXは1363.57ポイント(25.24ポイント安)、出来高概算(東証1部)はは15億7187万株

チャート14 5日前場の東京株式市場は、米国の再利上げの時期が先延ばしになるとの見方などを受けてドル売り円高基調が続いたため、ホンダ<7267>(東1)富士重工業<7270>(東1)が年初からの下げ相場の安値を更新など、下げの厳しい銘柄が目立つ展開になった。日経平均は朝方に315円48銭安(1万6729円51銭)まで下げ、その後も下げ幅200円台のまま戻りが鈍く、前引けは253円43銭安(1万6791円56銭)。主な株価指数はすべて安い。

 ただ、原油相場の底堅さや「マイナス金利」による貴金属への資金シフト観測などから資源株が強く、JXホールディングス<5020>(東1)住友金属鉱山<5713>(東1)は続伸基調。シャープ<6753>(東1)は台湾・鴻海精密工業の支援など再建の具体化に期待が強まり大幅続伸。クリナップ<7955>(東1)は第3四半期決算などが好感されて急反発となり、DDS<3782>(東マ)は最新の指紋認証ユニット製品の発表などが言われて急伸。ジェイテック<2479>(JQG)は連日、多言語対応注文支援システムの特許が材料視されて大幅続伸。

 東証1部の出来高概算は15億7187万株、売買代金は1兆2752億円。1部上場1937銘柄のうち、値上がり銘柄数は304銘柄、値下がり銘柄数は1544銘柄となっている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る