【株式市場】日経平均は小反落だがTOPIXなど高く新規上場銘柄の初値堅調

株式市場

◆日経平均の前引けは1万6956円06銭(4円10銭安)、TOPIXは1369.97ポイント(0.92ポイント高)、出来高概算(東証1部)は13億8857万株

チャート15 4日前場の東京株式市場は、円相場が昨日夕方の1ドル114円台から113円台に入ったためやや模様ながめ気分が漂い、自動車株をみるとトヨタ自動車<7203>(東1)は高いがホンダ<7267>(東1)は安いなど、方向感が定まらない印象になった。ただ、日経平均は朝方の98円78銭安(1万6861円38銭)を下値に持ち直し、前引け間際に3円ほどプラス圏に浮上。前引けは4円10銭安(1万6956円06銭)となった。TOPIXは小高く、新興市場指数はすべて高い。

 フジミインコーポレーテッド<5384>(東1)が引き続き自社株買いなどを好感して上げ、アルプス電気<6770>(東1)は米アップル株高などを材料に続伸し、住江織物<3501>(東1)は「太陽光発電できる繊維」と伝えられて急伸。スターティア<3393>(東1)サン電子<6736>(JQS)が「AR/VR」(拡張現実/仮想現実)市場の拡大観測報道を受けて急動意となり、弁護士ドットコム<6027>(東マ)も高い。

 本日上場のヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>(東マ・売買単位100株)は資金不足や後継者難などの悩みを抱える食品企業の支援などを展開し、10時36分に公開価格880円に対し50%高の1320円で初値がつき、これが高値で前引けは1200円。

 東証1部の出来高概算は13億8857万株、売買代金は1兆1930億円。1部上場1943銘柄のうち、値上がり銘柄数は1294銘柄、値下がり銘柄数は542銘柄となっている。

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