【狙い場・買い場】ソーバルのチャート好転、本社移転の効率化で業績好調、4月12日発表の決算に期待

狙い場・買い場

 ソーバル<2186>(JQ・100株)は、ミニゴールデンクロスを示現。下値不安の少ない好業績銘柄として注目したい。同社は、主にファームウエア、ソフトウエア並びにハードウエアの開発とその製品の評価に関するサービスを提供している。

同社グループの主要取引先が属する業界においては、顧客企業におけるエンジニアに対するニーズと競合他社との差別化の観点から、支援する技術品質の安定的な向上とともに、コア事業における一部の取引先への依存度低減及び新規優良取引先の開拓、優秀な人材の確保及び育成、業務効率化による利益率向上への取り組みの3点を重要課題として取り組んでいる。

 2016年2月期第3四半期実績は、売上高が57億円(前年期比9.1%減)、営業利益が4億8800万円(同9.9%増)、経常利益が4億9900万円(同11.0%増)、純利益が2億9600万円(同15.1%増)に着地。

 通期業績予想は、売上高が71億円(前期比2.6%増)、営業利益が5億8000万円(同5.1%増)、経常利益が5億8000万円(同3.5%増)、純利益が3億5000万円(同5.0%増)を見込んでいる。年間配当予想は38円(同7円増)の連続増配を予定している。

 16年第3四半期実績は、昨年行った本社移転による作業効率化・各種ノウハウ等の情報共有の徹底などが結実し、堅調に推移しており、通期業績予想は達成できる見通し。

 株価は、昨年6月23日につけた上場来の高値1480円から2月25日に昨年来の安値903円まで調整を挟んで2月23日高値1137円と上昇。ミニゴールデンクロスを示現し、配当落ちに伴う処分売りの影響も少なく出直る気配を見せている。4月12日に本決算の発表が予定されているが、M&Aの推進、株主還元の積極化で17年2月期は増配含みと観測されている。16年2月期配当利回り3.4%と利回り妙味がソコソコあり、押し目買い優位に上値を試す可能性はありそうだ。(N)

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