【この一冊】『天才』石原慎太郎

☆書名:『天才』
☆著者:石原慎太郎
☆発行所:幻冬舎
☆定価:1400円+税

 なんと言っても、文字サイズがひと回り大きいのが読みやすい。しかも、総ページ217ページには、1カ所も、「中見出し」や、「図表」(ただし最後のカ所には年譜はある)がなく、いっさいの飾りのない文章だけの世界である。それでいて圧迫感はなく一気に読むことができる。さすが、石原慎太郎氏の筆力である。

 『俺はいつか必ず東京に出てこの身を立てるつもりでいた』、と1行目から始まる。俺とは、田中角栄・元総理である。田中角栄の一生を石原慎太郎が、田中角栄に代わって書き上げた一人称の作品である。読後感想を紹介するより、ともかく手にとって読むことを薦めたい一冊である。

 

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