キヤノンは朝安のあと堅調転換、業績予想の減額にもかかわらず強い

株式市場 銘柄

■下期の為替前提を円高方向に修正し12月通期の業績予想を減額

 キヤノン<7751>(東1・売買単位100株)は27日、切り返す始まりとなり、取引開始後の2865.0円(48.5円安)を下値に9時5分には2925.0円(11.5円高)と堅調相場に転換。昨日の取引終了後に2016年12月期の業績見通しを減額修正したにもかかわらず、影響は限定的な始まりとなった。

 昨日の取引終了後に2016年12月期・第2四半期決算(1~6月、米国基準・連結)を発表し、12月通期の業績見通しを営業利益は3000億円から2650億円(前期比では25.4%減)に見直すなど全体に引き下げた。下期の為替前提を1ドル105円(期初は同110円)、ユーロは115円(同125円)と円高方向に修正したことが主な要因。株価は2015年4月から下降基調が続くが、このトレンドに変化が出るか注目されている。

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