【話題】京進の人権啓発講座パネリスト登壇にみる「人」を軸にした企業活動

 学習塾を運営する京進<4735>(東2・100株)は、人権啓発講座に取締役がパネリストとして登壇。京都市と京都CSR推進協議会が主催した7月27日開催の「ストップ!ブラックバイト~配慮すべき企業の心得~」にて、企業としての活動を紹介した。学生に対し、悪質な労働環境で勤務を強いる「ブラックバイト」。社会問題となっていることを受けて3回目の開催となる。日ごろ取り組みを行っている複数の企業から、事例が紹介された。

 2016年5月期決算は、予想を上回る着地となる増収増益となった京進。増収増益の一因として、塾の生徒数が想定を上回った。この理由のひとつとして、職場の環境づくりがよい影響を与えたと分析している。「全従業員の物心両面の豊かさを追求する」を理念とする。

 そんな京進の取り組み紹介は、拠点責任者の指導を徹底すること、内部通報制度の設置など。また、非常勤社員専用のWEBサイトを設置。正社員でない方々の優れた取り組み紹介し非常勤社員にも発言できる場をつくっている。正社員も非正規社員も同じ働く社員として扱い、風通しのよい職場を行っている。教わっている生徒たちにも肌で感じるのだろう。

 今回は学生のアルバイトに絞った講座だったが、派遣社員の増加や海外からの採用など「雇う環境」は大きく変化してきている。正社員だけで運営を行うことは難しくなっている。訪日客の増加に伴い、文化や習慣の異なる人々の雇用も必要不可欠になってくる。需要があれば事業は拡大できるが、継続させるには品質が問われる。「人」という大切な資源に向き合うことは、企業の発展にかかせない事業だろう。

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