グリーはインフルエンサーマーケティング大手の子会社化など好感し今年の高値

株式市場 銘柄

■第2四半期決算は予想を上ぶれて着地し高値圏もみ合い抜け出す期待

 グリー<3632>(東1)は3日、急反発の始まりとなり、取引開始後に9%高の649円(54円高)をつけて2017年に入っての高値を更新した。

 2日の取引終了後に発表した第2四半期決算(2016年7~12月、連結)は前年同期比で減収減益だったが、経常利益は従来予想を58%上回るなど大幅な上ぶれ着地となった。また、同時に、国内最大級のインフルエンサー(購買・消費の決定権をもつ層)マーケティング会社・3ミニッツ(東京都渋谷区)の子会社化も発表し、期待が広がっている。

 3月通期の予想連結純利益は前期比2倍の130億円と急回復の見込みで、予想1株利益は55円40銭。株価はPER11倍台のため割安感があり、ここ数ヵ月続いた高値圏でのもみ合いを本格的に抜け出せば信用売りの買い戻しを巻き込む展開に発展すると見て注目する様子もある。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る