フォーバル・リアルストレートは11年ぶりの復配など好感し値上がり率、出来高ともトップ

株式市場 銘柄

■3期連続黒字の見通し、ここ数年の高値の頃より業績動向が拡大し上値追う期待

 ITネットワーク構築などのフォーバル・リアルストレート<9423>(JQS)は14日、ストップ高の162円(50円高)で始まり、10時30分にかけても160円前後で推移。JASDAQ銘柄の中で値上がり率、出来高ともトップに躍り出ている。13日の取引終了後、今3月期の復配と業績予想の増額修正を発表。注目が集まった。復配は2006年3月期以来11年ぶりになる。

 今3月期の期末配当は、業績が3期連続の黒字になる見通しであることなどにより1円の見込みとした。2006年3月期以来11年ぶりになる。また、業績予想の増額は、業績動向が順調なため連結営業利益、経常利益を従来予想より各7.5%増額し、純利益は繰延税金資産の計上にともなう法人税の見込み変更などにより従来予想を95%増額した。増額後の今期予想1株利益は3円33銭。

 2013年の高値は302円、15年の高値は247円。この頃よりも業績見通しが拡大し、配当も実施になるため、全体相場の影響などを除けばこれらの高値を上回っても不自然ではないとの見方が出ている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る