【業績でみる株価】ジャステックは17年11月期第1四半期が大幅増益、通期予想は増額の可能性

 独立系のシステム開発会社であるジャステック<9717>(東1)が4月3日発表した17年11月期第1四半期連結業績は大幅増収増益だった。通期予想は増額の可能性が高いだろう。

 株価は戻り一服でモミ合い展開だったが、1195円まで上げて年初来高値を更新している。週足チャートで見ると52週移動平均線が下値を支える形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

 17年11月期第1四半期(12月~2月)の連結業績は、売上高が前年同期比38.6%増の49億68百万円、営業利益が同68.1%増の6億81百万円、経常利益が同41.7%増の7億04百万円、純利益が同50.5%増の4億81百万円だった。

 ソフトウェア開発事業において、主力の金融・保険業、サービス業、製造業等に係る開発案件が好調に推移し、売上原価率も改善した。純利益については税制改正に伴う実効税率の引き下げも寄与した。

 通期の連結業績予想は、売上高が16年11月期比6.5%増の172億80百万円、営業利益が同5.2%増の20億99百万円、経常利益が同0.0%減の21億99百万円、純利益が同9.3%増の14億77百万円としている。

 第1四半期の進捗率は、第2四半期累計(12月~5月)予想に対して売上高が59.1%、営業利益が78.9%、経常利益が77.0%、純利益が78.3%、そして通期予想に対しては売上高が28.8%、営業利益が32.4%、経常利益が32.0%、純利益が32.6%と高水

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