データセクションの17年3月期は、「AI研究開発投資」を積極的に推進した結果、複数の分野で実用化を実現

■ビッグデータファンドの運用にAI技術を活用し、東証株価指数(TOPIX)を大きく上回る運用実績を実現

 データセクション<3905>(東マ)の17年3月期は、「AI研究開発投資」を積極的に推進した結果、複数の分野で実用化を実現したことで、大幅増収増益を達成した。

 17年3月期連結業績は、売上高5億93百万円(前年同期比35.0%増)、営業利益79百万円(同176.9%増)、経常利益71百万円(同95.1%増)、純利益36百万円(同38.9%増)となった。

 ファイナンシャルの分野では、ビッグデータファンドの運用にAI技術を活用し、東証株価指数(TOPIX)を大きく上回る運用実績を実現した。また、AI技術を活用した 人工知能による文章生成にも取り組んでおり、AI技術により自動生成された執筆記事は100を超すメディア に掲載されるなど、同社のAI技術による自動記事生成は高い評価を得ている。

 今期以降も、「流通」「セキュリティ」「自動運転」「ロジスティクス」など、今後大きな成長を見込める先進性のある分野で、AI技術を活用した取り組みを推進する方針。

 18年3月期連結業績予想は、売上高6億50百万円(前期比9.5%増)~8億50百万円(同43.1%増)、営業利益20百万円(同74.7%減)~1億70百万円(同115.1%増)、経常利益15百万円(同78.9%減)~1億60百万円(同124.6%増)、純利益09百万円(同73.2%減)~1億04百万円(同186.0%増)とレンジ幅で見込んでいる。

 売上高は伸びる見込みであるが、最先端を行く企業として当然負うリスクもある一方で、成功すると先駆者としての収益も見込めるため、利益面では大幅減益から大幅増益と幅を持たせた予想と思われる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る