東天紅が戻り高値、上野のパンダ「おめでた」の経済効果267億円と伝わる

パンダ

■次第に物色の本命が絞られる様子になり精養軒などは軟調

 東天紅<8181>(東1)は8日の後場一段と強含んで207円(9円高)まで上げ、戻り高値を更新している。東京・上野が発祥で、上野動物園のパンダにおめでたの兆候が現れると動意づく傾向があり、8日は、関西大学が6月7日付でパンダ誕生に伴う経済効果は東京都内で年間267億4736万円とするレポートを発表したと伝えられ、あらためて買われている。

 上野動物園のパンダおめでたに関連する銘柄としては、やはり東京・上野発祥の精養軒<9734>(JQS)、松坂屋・上野店が好調なJ.フロントリテイリング<3086>(東1)、浅草店がインバウンド客で混み合う松屋<8237>(東1)、などが挙げられる。

 ただ、8日はJ.フロントリテや精養軒が軟調で、強さが目立つのは東天紅ぐらい。「物色の対象が絞られ、次第に本命株がハッキリしてきた」(市場関係者)ようだ。銘柄コード番号が「ハイハイ」だからとの見方もある。また、本命株が先行高したあとに周辺銘柄の底上げが始まることも少なくないという。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る