【株式市場】米金利の上昇観測による円安など要因に日経平均は一時198円高と反発し3日ぶりに2万円台を回復

株式

◆日経平均の終値は2万80円98銭(151円89銭高)、TOPIXは1615.48ポイント(8.42ポイント高)、出来高概算(東証1部)は15億4025万株

チャート15 10日後場の東京株式市場は、米国金利の上昇観測などを要因にドル買い・円安が進む可能性が言われ、日産自動車<7201>(東1)が13時にかけて一段強含んで戻り高値更新幅を拡大するなど、主力株が堅調。日経平均も取引開始後に一段高の198円67銭高(2万127円76銭)まで上げ、その後も140円高(2万70円前後)で強い展開を続けた。大引けでの2万円台乗せは7月5日以来3日ぶり。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 後場は、ミタチ産業<3321>(東1)が引き続き7日発表の5月決算を受けて大引けまで買い気配のままストップ高に張り付き、イワキ<8095>(東1)は5月締めの第2四半期決算に期待が再燃とされて高値を更新。ビリングシステム<3623>(東マ)はスマートフォン決済アプリ「PayB(ペイビー)」の導入業界の拡大が好感されてストップ高。ウッドフレンズ<8886>(JQS)は集計中の5月決算の見通しを経常利益で4割増額などの好業績が材料視されてストップ高。

 出来高概算は15億4025万株(前引けは7億6727万株)、売買代金は2兆9928億円(同9743億円)。1部上場2021銘柄のうち、値上がり銘柄数は1411(同1485)銘柄、値下がり銘柄数は469(同393)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種が値上がりし、値上がり率上位の業種は、海運、その他製品、ゴム製品、電気機器、証券・商品先物、不動産、精密機器、金属製品、空運、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る