【株式市場】日経平均は89円高となり4日ぶり小反発、後場は一時279円高まで上げる

◆日経平均は3万3377円42銭(89円13銭高)、TOPIXは2393.54ポイント(14.75ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は16億3981万株

 1月5日(金)後場の東京株式市場は、前場活況高の大手不動産株が高値もみあいに転じ、自動車株は寄り後に一段強含んだ後高値もみあいに転じた一方、日本製鉄<5401>(東証プライム)や三菱重<7011>(東証プライム)は中盤にかけて一段と上げ、大手商社も三菱商事<8058>(東証プライム)が一段ジリ高を続けて高値引けとなり、ソニーG<6758>(東証プライム)も高値引け。昨日売った主力株をまとめて買う動きが復活する印象となった。日経平均は前引けを70円上回る227円高で始まり、13時前に279円75銭高(3万3568円04銭)まで上げた後もみ合いに転じ、値がさ半導体株が足を引っ張る形で推移し、大引けは89円高にとどまった。

 後場は、あみやき亭<2753>(東証プライム)が一段と上げて続伸幅を広げ、4日朝に発表した四半期決算を連日好感。安田倉庫<9324>(東証プライム)は優待拡充を好感する相場が再燃とされて一段高。楽天銀行<5838>(東証プライム)は預金残高10兆円突破が好感され一段ジリ高。アウンコンサルティング<2459>(東証スタンダード)は5月決算の黒字幅拡大期待などで一段高。マリオン<3494>(東証スタンダード)は株式5分割など好感され一段と出直り拡大。ウェルプレイド・ライゼスト<9565>(東証グロース)はeスポーツに五輪大会を設置する案など連日材料視され2日連続ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は16億3981万株(前引けは7億9815万株)、売買代金は3兆9359億円(同1兆9746億円)。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は841(前引けは837)銘柄、値下がり銘柄数は777(同772)銘柄。

 東証33業種別指数は22業種(前引けも22業種)が値上がりし、値上がり率上位は、証券商品先物、銀行、不動産、鉄鋼、電力ガス、輸送用機器、その他金融、保険、石油石炭、倉庫運輸、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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