トリドールが米外食ファンドへの出資など好感して戻り高値に進む

株式市場 銘柄

■長期的に「N字波動」の上げをイメージして注目する様子も

 トリドール<3397>(東1)は13日の前場、2954円(68円高)まで上げて戻り高値に進み、出来高も前場でここ数日の一日分を上回った。うどん店「丸亀製麺」チェーンなどを展開し、13日付で「米国の外食ファンドへの出資を決定」と発表し、注目を集めた。

発表によると、出資するのは、米国の投資会社Hargett Hunter Capital Partners(ノースカロライナ州、以下HHCP)が組成した投資ファンド「Hargett Hunter Premier Brands Fund I, LP」(同、以下HHPBF)。

 「HHPBF」の運営を手がけるHHCPは、国際金融機関や外資系大手コンサルティング会社において、M&Aや投資分野で活躍してきた専門スタッフに加え、上場外食企業の元CFOを中心に外食分野で豊富な経験を持つスタッフで構成されており、高い成長が期待される飲食チェーンやフランチャイズ企業を探索して投資するだけでなく、投資先のブランディング、立地開発からオペレーション改善まで幅広いプラットフォームを提供するという。

 トリドールの株価は2016年7月に株式分割など調整後の上場来高値3300円をつけ、その後17年5月に3010円の戻り高値をつけた。PERは20倍台前半のため、それほど割高感はない印象がある。テクニカル的には、長期的に「N字波動」を形成する上げが控えると見ることもできるようだ。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る