【銘柄フラッシュ】豊和工業など急伸しヤマダコーポレーションは日産自の無資格検査問題が思惑視されて高値に接近

株式市場 銘柄

 12日は、東証1部の値上がり率1位が豊和工業<6203>(東1)となり、投信運用会社ブラックロック・ジャパンの大量保有にともなう思惑や北朝鮮情勢に対するリスクヘッジ銘柄としての注目が再燃とされてストップ高の25.7%高。

 東証1部の値上がり率2位はコシダカホールディングス<2157>(東1)となり、11日の夕方に発表した8月決算や今期の2ケタ増益見通しが好感されて19.0%高。

 3位はシステムリサーチ<3771>(東1)となり、「AI(人工知能)エントリーパック」の販売代理店にソフトバンクグループ<9984>(東1)のソフトバンクが就くとの発表が好感されて一時ストップ高の23.6%高まで上げ、大引けも13.0%高。

 サイバーステップ<3810>(東2)は10月1日付で東証マザーズから東証2部に移籍(市場変更)し、それまではマザーズ指数先物に振り回されるリスクがあったが、東証2部指数には現段階で先物が設定されていないことなどが見直されて18.9%高。三光合成<7888>(東2)は第1四半期決算が好感されて13.6%高。ヤマダコーポレーション<6392>(東2)は自動車整備機器が好調なところに日産自動車<7201>(東1)の無資格者検査問題が発生したため期待が強まったとの見方があり3.7%高だが高値に接近。

 SHIFT<3697>(東マ)は11日発表の8月決算は減益だったが今期の見通しを大幅増益としたためストップ高の24.2%高。ハイアス&カンパニー<6192>(東マ)は「東証1部への要件充足」に向けた株式分売などが好感されて17.2%高となり上場来の高値。ディジタルメディアプロフェッショナル<3652>(東マ)は第2四半期の業績見通しの増額(黒字転換)が好感されてストップ高の18.3%高。

 ヤマト・インダストリー<7886>(JQS)は物流倉庫用の手押し台車、運搬台車、平台車、ドーリー台車などの需要が人手不足を受けて増勢とされ大幅続伸し26.6%高。アクモス<6888>(JQS)は連結純利益などが連続最高を更新する見込みで9月締めの第1四半期決算に期待再燃とされて19.3%高となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る