J.フロントリテイリングが5日続伸、秋物の動き良く美術宝飾品が大きく伸びる

株式市場 銘柄

■9月の月次動向は百貨店事業の売上収益が6ヵ月連続増加

 大丸松坂屋のJ.フロント リテイリング<3086>(東1)は18日、上値を追って始まり、取引開始後に1757円(62円高)まで上げて5日続伸基調となっている。10月10日に発表した第2四半期の連結決算(2017年3~8月累計)が好調で、16日に発表した9月の月次動向(連結売上収益報告)も百貨店事業の合計売上収益が前年同月比6.2%増加して6ヵ月連続増加。好感買いが強まった。

 発表によると、9月の月次連結売上収益は、秋物の婦人・紳士衣料品全般の動きが良かったほか、美術宝飾品が大きく売上げを伸ばし、化粧品、ラグジュアリーブランドも好調を持続した。免税売上高(確定値)は客数が同67%増加し、客単価は同26%増加した結果同112%増加した。今期予想1株利益は108円97銭のため株価はPER16倍前後。割安感を感じる向きが少なくないようだ。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る