株は世に連れ、世は株に連れ=犬丸正寛の相場格言

■株は世に連れ、世は株に連れ

「歌は世に連れ・・・」から取った言葉。歌は世相を反映していると言われるが、株もまた同様です。

昭和40年代の高度経済成長時代は、生活が豊かになり、「カー・カラーテレビ・クーラー」が売れ、株式市場では、頭文字を取って「3C」に関連した銘柄が人気となりました。このほかにも住宅、海外旅行、制ガン剤といった当時の世相を映した銘柄が人気となったものです。

株式市場では、こうした人気化要素を「テーマ」と呼んでいます。テーマは社会ニーズ(ソーシャルニーズ)を背景としているため新聞、テレビ、雑誌等で取り上げられることが多く、話題となる材料です。多くの投資家が関心を持つことで出来高も増え、人気となります。

株式投資には、「これまで蓄積した資産内容」など現在の実力を買う場合と、今は業績がよくなくても「先行きを期待」して買う、という2つがあります。仮に、今は赤字の会社が、ガンの特効薬を開発したとすれば、先行き業績は様変わりになりますから、研究をしているというだけで期待買いが入ります。

現在は資源、食糧、環境などが社会の主要テーマです。こうしたテーマに関連した銘柄がこれからも注目されるでしょう。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  2. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  3. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  4. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  5. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  6. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る