ヤマトインターナショナルが10年ぶりの高値、収益力拡大など注目

株式市場 銘柄

■「クロコダイル」など好調で上期の既存店は全社ベースで4%増加

 ヤマト インターナショナル<8127>(東1)は10日、出直りを強めて始まり、取引開始後に638円(30円高)まで上げて3月につけた2008年以来の高値664円に迫った。カジュアル衣料の大手で、4月6日発表の第2四半期決算(2017年9月~18年2月)が好感されている。米中通商摩擦の影響を直接的には受けにくい銘柄として注目する様子もある。

 17年9月から18年2月の累計連結業績は、商標権を保有しない事業からの計画的な撤退により売上高は減ったが、「クロコダイル」ブランドなどが好調で既存店は全社ベースで4%増加と好調に推移し、営業利益は前年同期比17%増加するなど、全段階の利益とも前年同期の実績および計画を大幅に上回った。収益力の拡大が注目されている。今8月期の見通しは3月下旬に増額修正済みで、売上高は前期比10%減の見込みだが純利益は同2.7倍、1株利益は26円92銭とした。(HC)

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