ティーケーピーの18年2月期は、大都市圏を中心に新規開設が順調に推移したことから大幅増収増益を達成

■空間プロデュースのプロフェッショナルとして企業の会議室・バンケット需要に応える

 法人向け貸し会議室運営のティーケーピー<3479>(東マ)の18年2月期は、大都市圏を中心に新規開設が順調に推移したことから大幅増収増益となった。

 18年2月期連結業績は、売上高286億89百万円(前年増期比30.5%増)、営業利益34億49百万円(同28.0%増)、経常利益32億円(同25.4%増)、純利益20億71百万円(同53.2%増)であった。

 同社は企業向けの空間シェアリングビジネスの先駆けとして2005年に創業し、不動産オーナーから遊休不動産もしくは稼働率の低い不動産を借り受け、貸会議室としてリニューアルし、利用者に提供している。独自のインフラネットワークを構築し、5つのグレードをもって全国展開を行い、空間プロデュースのプロフェッショナルとして企業の会議室・バンケット需要に応えている。

 18年2月期は大都市圏を中心に新規開設を積極的に行った結果、18カ所の新規開設を実施した。その結果、同社グループが運営する貸会議室総数は1858室(同6.0%増)となった。

 今期19年2月期は、1)オフィスビルに留まらず、商業施設も視野に加えた会議室・宴会場の積極出店、2)多様な用途での会議室・宴会場利用を可能にする周辺サービスの内製化や、アライアンスによる付加価値コンテンツの取り込み、3)営業体制・システムの拡充による顧客企業のリピーター化と年間を通じた企業イベント案件の獲得等に取組むとしている。

 19年2月期連結業績予想は、売上高345億50百万円(前期比20.4%増)、営業利益40億04百万円(同16.1%増)、経常利益37億29百万円(同16.5%増)、純利益21億20百万円(同2.4%増)を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
  2. ■長時間立ち仕事や長距離歩行の負担軽減、安全で快適な勤務環境を整備  日本航空(JAL)<9201…
  3. ■「ポケモンフォレスト」と「カヤツリタウン」2エリア構成、冒険とイベントを一体化  よみうりランド…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る