富士急行は最高益に「入園無料化」の話題加わり2月以来の3300円台回復

株式市場 銘柄

■富士急ハイランド、「ランチしに行こう」「お土産を見たい」といった利用も可能に

 富士急行<9010>(東1)は10日、大きく出直って始まり、取引開始後に8%高の3305円(235円高)まで上げ、2月1日以来の3300円台回復となった。9日の取引終了後、2018年3月期の決算と「富士急ハイランド」の入園無料化などを発表。純利益などの最高更新とともに注目を集めている。

 18年3月期の連結売上高は前期比3.4%増加して526億1200万円となり、今期は3.2%増の543億1000万円の見通しとした。純利益は前期0.7%増加して26億5000万円となり、今期は5.6%増の28億円の見通しとし、予想1株利益は52円75銭とした。

 富士急ハイランドの入園料無料化は「平成30年7月中旬」から実施する。現在の入園料は大人・中高生1500円、小人900円。これらを無料化する分、ジェットコースターなど個々のアトラクションの利用料は値上げを検討している模様だ。だが、一方で、「富士山を見たい」「ランチしに行こう」「お土産を見たい」といった短時間だけの滞在も可能になり、楽しみ方の幅が大きく広がることになる。(HC)

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