資生堂は「4日間限定」の自社株買いも注目されて上場来の高値

株式市場 銘柄

■第1四半期は売上高が14%増加し市場予想を大きく上回ったとの見方

 資生堂<4911>(東1)は14日、一段高で始まり、取引開始後に13%高の8118円(910円高)まで上げて上場来の高値を約1ヵ月ぶりに更新した。11日の取引終了後に第1四半期の連結決算(2018年1~3月)と自己株式の取得(自社株買い)を発表し、自社株買いの期間が4日間のため株価には短期即効型になるとの期待が出ている。

 自社株買いは、取得上限株数30万株(保有自己株式を除く発行済み株式総数の0.07%)、上限金額は25億円と小規模だが、実施期間は5月14日から5月18日までの4日間。「4日間限定」のため株価には短期即効型になるとの期待が出ている。

 また、第1四半期の連結売上高は前年同期比13.5%増加し、営業利益は同95.3%増加するなど、市場予想を大きく上回ったとの見方だ。12月通期の見通しは据え置き、予想1株利益は135円15銭。(HC)

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