【株式市場】「トルコに追加制裁も」と伝わり日経平均は後場小動きに終始

株式

◆日経平均の終値は2万2270円38銭(78円34銭高)、TOPIXは1697.53ポイント(10.38ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億1629万株

 17日後場の東京株式市場は、円安基調などを映して川崎汽船<9107>(東1)などの海運株が中盤にかけて一段とジリ高傾向になったが、通信社報道として、「ムニューシン米財務長官は16日、トルコ当局が拘束している米国人牧師を解放しなければ、追加制裁を科す用意があると発言」などと伝えられ、様子見気分が広がった。日経平均は110円高前後(2万2300円前後)をはさんで終盤まで小動きを続けたが3日ぶりに反発した。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均もそろって高い。

 後場は、前引けにかけて一服商状だったユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>(東1)が再び上げ幅を広げ、提携するドンキホーテホールディングス<7532>(東1)が西友の買収に意欲的との思惑などが材料視され、ダントーホールディングス<5337>(東1)は大引け間際に急伸し、引け後に大株主の異動を発表。ソレイジア・ファーマ<4597>(東マ)は朝の取引開始前「SP-03:エピシル」について発表したのに続き、正午に「SP-02:ダリナパルシン」について発表し一段高。日本テレホン<9425>(JQS)はは総務省がスマ―トフォンの中古端末流通市場の活性化を促す方針と伝えられたことが連日材料視され2日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は11億1629万株(前引けは5億8672万株)。売買代金は1兆8455億円(前引けは8935億円)。1部上場2104銘柄のうち、値上がり銘柄数は1498(前引けも1498)銘柄、値下がり銘柄数は523(同500)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は29業種(前引けも29業種)となり、値上がり率上位の業種は、海運、精密機器、鉱業、保険、その他製品、銀行、鉄鋼、機械、非鉄金属、繊維製品、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る