【銘柄フラッシュ】アルメディオが急伸し富士通ゼネラルは学校冷房の大型予算が期待され高い

株式市場 銘柄

 24日は、オルトプラス<3672>(東1)が東証1部の値上がり率1位となり、23日付で「光と音のRPG『アークザラッド R』、本日より配信開始!」と発表したことなどが言われて2日連続ストップ高の14.5%高。このゲームについては、8月10日付で「事前登録者20万人を突破」と発表してから注目が強まっているようで、9日続伸(前日比変わらずを一日含む)。

 2位は日本エム・ディ・エム<7600>(東1)の12.9%高となり、米国法人の製品が日本での薬事承認を取得したとの発表が材料視されて後場一時ストップ高の15.1%高(150円高)。

 3位は第一精工<3340>(東1)の11.1%高となり、独自製品のシールドFFCコネクターが4K、8K映像向けの次世代高速インターフェース規格に適合していること(6月発表)などが蒸し返されたと見方があり大きく出直りを拡大。

 富士通ゼネラル<6755>(東1)は8.0%高となり、小中学校などの冷房に文科省が2400億円の予算といった報道に加え、野村證券が目標株価を従来より100円引き上げて1800円に見直したと伝えられ出直り再燃。ラクーン<3031>(東1)は5.9%高となり、引き続きGMOペイメントゲートウェイとの提携で中小企業などがより早く売掛金を資金化することの可能な「Paid早期払い」を開始したことなどが注目されて4日続伸。

 アルメディオ<7859>(東2)は9時50分頃にストップ高の31.9%高で売買されたまま大引けまで買い気配。朝、新製品「世界初、高分散の高濃度炭素繊維のマスターバッチ、塗料ベースの商品化」を発表。アライドテレシスホールディングス<6835>(東2)は大嶋章禎会長が米サンノゼ州立大学ミネタ交通研究所評議員に選出されたことなどが言われて材料視され11.1%高。

 Mマート<4380>(東マ)はいきなり出直り23.8%高。2018年2月23日の新規上場から約6ヵ月を経過し、この間、ほぼジリ安基調のため日柄的に揺り戻しの上げ相場が発生しても不自然ではないとの見方が。エコモット<3987>(東マ)は天頂衛星「みちびき」対応の高精度3次元変位計測システム開発などが注目されて16.5%高。

 YKT<2693>(JQS)はストップ高の19.7%高となり、今期も大幅増益の見込みのため、米中貿易摩擦がエスカレートしそうな雰囲気の中で好業績株を厳選する相場に乗るとされて急伸。キャピタル・アセット・プランニング(CAP)<3965>(JQS)は全体に好業績株を選別買いするムードが強まる中で第3四半期決算の大幅増益が見直されて出直りを拡大し8.7%高となった。(HC)

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