ファンデリーは健康食宅配サービスなど引き続き好調で最高益基調が続く

◆第3四半期業績:食事制限の方に相談サポート付きの「私のおせち」も好調に推移

 ファンデリー<3137>(東マ)の2019年3月期・第3四半期決算(18年4~12月累計:1月31日発表)は、食事コントロールによって生活習慣病の改善などへの貢献を目指す健康食宅配サービスなどが引き続き好調に拡大し、売上高は前年同期比1.6%増加して25.52億円となった。営業利益以下の各段階で大きな変化はなく、経常利益は同8.4%増加して5.44億円となり、四半期純利益は同9.0%増加して3.46億円となった。

◆疾病、制限数値などに合わせ栄養士が食事を選ぶ「栄養士おまかせ定期便」積極展開

 同社の事業セグメントは、健康食の宅配サービスを行う「MFD(メディカルフードデリバリー)事業」と、健康食通販カタログ「ミールタイム」および「ミールタイム ファーマ」の2誌による広告枠の販売などを行う「マーケティング事業」に大別されている。

 この期は、引き続き、健康食の定期購入サービスである「栄養士おまかせ定期便」の利用者拡大、および「ミールタイム」「ミールタイム ファーマ」の紹介ネットワーク拡大を軸に推し進め、四季ごとに実施している商品入れ替えにともなう新商品の開発や、全国の医療機関などへの認知度の向上に向けた取り組みに注力した。

 また、顧客の疾病、制限数値、嗜好に合わせ、同社の管理栄養士・栄養士が食事を選び定期購入できるサービス「栄養士おまかせ定期便」への積極的な移行を中心とした販売に努めた。当第3四半期には、年末年始、食事制限のある方も安心して召し上がることのできるおせち料理として、管理栄養士・栄養士による食事相談サポート付きの「私のおせち」の販売も順調に推移した。

 さらに、マーケティング事業では、「ミールタイム」「ミールタイム ファーマ」の2誌による広告枠の販売や、紹介ネットワークを活用した業務受託でも複数の案件を獲得し、堅調に推移した。

 今期・2019年3月期の業績見通しは従来予想を継続し、売上高、各利益とも続けて過去最高を更新する見込みだ。予想数値は、売上高が36.50億円(前期比10.4%の増加)、経常利益が6.96億円(同6.8%の増加)、純利益が4.45億円(同6.0%の増加)、予想1株利益は69円93銭。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内初、HVO51%混合燃料が建設現場で稼働  大成建設<1801>(東証プライム)とユーグレナ…
  2. ■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進  武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は…
  3. ■高速道路で手放し運転が可能に、新開発「Honda SENSING 360+」がACCORDの運転支…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  2. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  3. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  4. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  5. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  6. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る