ジェイテックの第3四半期は、契約単価の上昇と販管費の抑制により増収大幅増益

 ジェイテック<2479>(JQG)の第3四半期は、契約単価の上昇と販管費の抑制により増収大幅増益となった。

 同社は、製造業の開発・設計部門に技術者を派遣する「技術職知財リース事業」を主力としている。専門教育による知識を基盤として、新たな付加価値を顧客に提供する社員を「テクノロジスト」と呼称し、一般的なエンジニアと区別している。

 今期第3四半期は、技術知財リース事業、一般派遣及びエンジニア派遣事業共に増収大幅増益となった。

 その結果、19年3月期第3四半期連結業績は、売上高23億61百万円(前年同期比3.0%増)、営業利益1億74百万円(同243.9%増)、経常利益1億74百万円(同250.1%増)、純利益は1億18百万円(同157.0%増)と増収大幅増益。

 1月28日に通期業績予想の修正を発表しているように、売上高は当初予想を下回る見込みとなっているが、利益面については、当初予想を大幅に上回る見込み。

 ちなみに、今期通期連結業績予想は、売上高31億79百万円(前期比4.1%増)、営業利益1億91百万円(同147.3%増)、経常利益1億90百万円(同150.0%増)、純利益1億19百万円(同254.2%増)を見込んでいる。

 進捗率を見ると、売上高74.3%(前期75.1%)、営業利益91.1%(同64.9%)、経常利益91.6%(同64.5%)、純利益99.2%(同139.4%)となっていることから、営業利益、経常利益の上振れが期待される。

 また、同社の連結子会社であるジェイテックアドバンストテク ノロジ(以下「JAT」)と同じく連結子会社であるジェイテックアーキテクト (以下「JAC」)との合併も発表した。

 JATを存続会社とし、JACを消滅会社とする吸収合併方式。合併効力発生日は、4月1日を予定している。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る