【株式市場】円安関連株は高いが日経平均は次第に値を消し3日ぶりに反落

株式

◆2万1505円31銭(3円72銭安)、TOPIXは1611.69ポイント(4.12ポイント安)、出来高概算(東証1部)は13億4353万株

チャート14

 4月2日(火)前場の東京株式市場は、三菱地所<8802>(東1)などの大手不動産株が今年の新築マンション供給計画に関する報道などを受けて一段とジリ安傾向で始まり、日経平均は前引けより10円ほど低い55円高でスタートした。前場高かった住友金属鉱山<5713>(東1)などの非鉄株や安川電機<6506>(東1)などは引き続き高値圏で推移。日経平均は徐々に値を消し、大引けにかけては18円15銭安(2万1490円88銭)まで軟調に転じた。大引も小安く、小幅だが3日ぶりに反落した。東証2部指数は高いが、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は安い。

 後場は、クボテック<7709>(東1)がフライホイールによる超大出力発電などへの期待再燃とされて時間とともに上げ幅を広げ、カドカワ<9468>(東1)は新元号「令和」の出展とされた万葉集に関する図書が払底との一部報道を受けて一段ジリ高。リミックスポイント<3825>(東マ)は仮想通貨仮想通貨ビットコインが昨年秋以来の4600ドル台回復とされて終盤遂にストップ高。レイ<4317>(JQS)は業績・配当予想の増額に加え新元号「令和」にあやかれる銘柄とされて大引けまで買い気配のままストップ高。

 東証1部の出来高概算は13億4353万株(前引けは6億6308万株)、売買代金は2兆3336億円(同1兆1100億円)。1部上場2139銘柄のうち、値上がり銘柄数は886(同907)銘柄、値下がり銘柄数は1181(同1137)銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種(前引けは20業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、非鉄金属、機械、銀行、証券・商品先物、海運、パルプ・紙、保険、ガラス・土石、輸送用機器、などとなった。(HC)

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