東名は中小企業向け光回線サービスが主力、19年8月期大幅営業・経常増益予想

株式市場 銘柄

 東名<4439>(東マ)は、中小企業向け光回線サービスのオフィス光119事業を主力としている。19年8月期大幅営業・経常増益予想である。株価は安値圏だが、IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。

■中小企業向け光回線サービスが柱

 19年4月東証マザーズに新規上場した。中小企業向け光回線サービスのオフィス光119事業を主力として、電力小売取次サービスのオフィスでんき119や情報端末機器販売などのオフィスソリューション事業、来店型保険ショップ運営のファイナンシャル・プランニング事業も展開している。クロスセル展開を推進している。

■19年8月期大幅営業・経常増益予想

 19年8月期連結業績予想は、売上高が18年9月期比8.8%増の107億64百万円、営業利益が52.7%増の5億35百万円、経常利益が26.9%増の5億29百万円、純利益が19.6%減の4億64百万円としている。税金費用の増加で最終減益だが、オフィス光119やオフィスでんき119の契約数が順調に増加して大幅営業・経常増益予想である。

 第2四半期累計は前年同期比12.4%増収、89.8%営業増益、68.0%経常増益で、通期予想に対する進捗率は売上高49.5%、営業利益56.3%、経常利益63.2%と順調だった。通期も収益拡大を期待したい。

■株価はIPO後の落ち着きどころを探る段階

 株価は安値圏だが、IPO後の落ち着きどころを探る段階だろう。7月2日の終値は2930円、時価総額は約70億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  2. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…
  3. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  4. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  5. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  6. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る