ホットランドは反発の動き、19年12月期大幅増益予想で3Q累計順調

株式市場 銘柄

 ホットランド<3196>(東1)は「築地銀だこ」や「銀だこ大衆酒場」を主力としている。19年12月期大幅増益予想である。第3四半期累計は大幅増益と順調だった。通期も収益拡大を期待したい。株価は公募増資を嫌気して急落したが、売り一巡して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。

■たこ焼「築地銀だこ」や酒場業態「銀だこ大衆酒場」が主力

 たこ焼業態「築地銀だこ」や酒場業態「銀だこ大衆酒場」を主力として、19年6月末時点で合計639店舗(日本580店舗、海外59店舗)を展開している。重点戦略として、築地銀だこ事業の強化、銀だこ酒場業態の出店推進、冷凍たこ焼販売の製販事業の拡大、ASEANを中心とする海外事業の拡大を推進している。

■19年12月期大幅増益予想で3Q累計順調

 19年12月期連結業績予想は、売上高が18年12月期比2.1%増の324億円、営業利益が88.2%増の16億20百万円、経常利益が2.0倍の15億20百万円、純利益が6億50百万円(18年12月期は6億78百万円の赤字)としている。既存店の好調、価格改定による粗利率の改善、前期実施の不採算事業・店舗・設備の閉鎖・整理による利益改善、減価償却費減少などで大幅増益予想である。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比2.6%増の242億05百万円、営業利益が77.1%増の13億17百万円だった。大幅増益で、通期予想に対する進捗率も売上高が74.7%、営業利益が81.3%と順調だった。通期も収益拡大を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価は9月2日に発表した公募増資を嫌気して急落したが、売り一巡して反発の動きを強めている。出直りを期待したい。11月5日の終値は1214円、時価総額は約261億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る