Jトラストの「月次データ推移」(11月)は主要3事業とも残高が連続増加

■国内事業の保証業務では12月から香川銀行との提携範囲が拡大

Jトラスト<8508>(東2)の11月の月次動向(月次データ推移・速報値、12月6日発表)は、日本金融事業の債務保証残高が2082億円(前年同月比7.9%の増加)となり、2017年7月にIFRS(国際会計基準)での集計に移行して以来、前年同月比で毎月すべて連続増加した。

 韓国およびモンゴル金融事業の貯蓄銀行およびキャピタル合計残高は3兆8059億ウォン(同3.7%の増加)となり、やはり17年7月にIFRS(国際会計基準)での集計に移行して以来、毎月連続の増加となった。

 また、東南アジア金融事業では、Jトラストオリンピンドマルチファイナンス社のジョイントファイナンス残高が1兆5631億ルピア(速報値)となり、インドネシアのオリンピンド社がグループ入りして本格的に事業を開始した2018年10月の翌月の2123億ルピアから毎月増加している。

 同社の連結子会社で国内の保証事業を行う株式会社日本保証は、2019年12月2日から、トモニホールディングス<8600>(東1)の香川銀行が融資する「海外投資用不動産担保」にかかる保証業務を開始した。16年6月に締結した「不動産担保ローンに関する包括保証契約書」について、今般、新たに「海外投資用不動産担保」にかかる保証業務も開始する運びとなった。(HC)

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