Jトラストの月次動向(12月)は主要3事業とも順調に拡大

■日本金融事業の債務保証残高は前年同月比4.8%増加

 Jトラスト<8508>(東2)が1月10日に発表した2019年12月の月次動向(月次データ推移・速報値)は、主要3事業(日本金融事業、韓国およびモンゴル金融事業、東南アジア金融事業)とも順調に拡大した。

 日本金融事業の債務保証残高は2102億円(前年同月比4.8%の増加)となり、2017年7月にIFRS(国際会計基準)での集計に移行して以来、前年同月比で毎月連続増加した。

 国内の保証事業を行う株式会社日本保証は、2019年12月2日から、トモニホールディングス<8600>(東1)の香川銀行が融資する「海外投資用不動産担保」にかかる保証業務を開始した。16年6月に締結した「不動産担保ローンに関する包括保証契約書」について、今般、新たに「海外投資用不動産担保」にかかる保証業務も開始する運びとなった。

 12月は、韓国およびモンゴル金融事業のうち、韓国金融事業の合計残高(貯蓄銀行およびキャピタル合計)は3兆8245億ウォン(同5.4%の増加)となり、やはり17年7月にIFRS(国際会計基準)での集計に移行して以来、毎月連続の増加となった。

 また、東南アジア金融事業では、Jトラストオリンピンドマルチファイナンス社のジョイントファイナンス残高が1兆6298億ルピアとなり、インドネシアのオリンピンド社がグループ入りして本格的に事業を開始した2018年10月の翌月・11月から毎月増加した。(HC)

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