【株式市場】日経平均は後場204円高まで上げ戻り高値を更新、第2次補正予算で景気刺激などに期待膨らむ

株式

◆日経平均は2万1419円23銭(148円06銭高)、TOPIXは1549.47ポイント(14.74ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増加し17億6330万株

 5月27日(水)後場の東京株式市場は、第2次補正予算が好感され、日経平均は前引けより100円強高い2万1369円で始まった。日本製鉄<5401>(東1)日本郵船<9101>(東1)が一段高となり、ツガミ<6101>(東1)は13時に自社株買いを発表したこともあり急伸。日経平均は13時半にかけて204円51銭高(2万1475円68銭)まで上げ、大引けも値を保って3日続伸。3月以降の回復相場で高値に進んだ。

 後場は、景気刺激への期待からトヨタ自動車<7203>(東1)が13時過ぎからジリ高基調になり、車載機器の多いトレックス・セミコン<6616>(東1)も次第高。フマキラー<4998>(東2)はキッチン用アルコール除菌スプレーがドラッグ店頭でいぜん品切れとされ、木村工機<6231>(東2)は業務用空調機器に注目とされて一段ジリ高。アディッシュ<7093>(東マ)はネット上の「誹謗(ひぼう)中傷」を巡る法制厳格化の可能性が材料視されて大引けまで買い気配を続け2日連続ストップ高。ジェイホールディングス<2721>(JQS)は子会社譲渡や一部事業からの撤退が注目され続伸5日目にストップ高。

 東証1部の出来高概算は増加して17億6330万株(前引けは8億1645万株)、売買代金は2兆8757億円(同1兆3352億円)。1部上場2170銘柄のうち、値上がり銘柄数は1431(前引けは1059)銘柄、値下がり銘柄数は662(同1014)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種(前引けは24業種)が値上がりし、値上がり率上位は、証券・商品先物、鉄鋼、ゴム製品、保険、海運、非鉄金属、銀行、繊維製品、鉱業、などとなった。(HC)

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