【株式市場】日経平均は666円高で3日続伸、米国に続き中国側も関税緩和の報道出て買い安心感

◆日経平均は3万5705円74銭(666円59銭高)、TOPIXは2628.03ポイント(35.47ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は18億7254万株

 4月25日(金)後場の東京株式市場は、引き続きトランプ大統領の方針転換や関税の緩和等への期待が強い中で、正午に決算を発表した四国化成<4099>(東証プライム)が急伸して始まり、13時に決算と自社株買いを発表した第一三共<4568>(東証プライム)も一段高など、好反応の銘柄が少なくないため、日経平均は一段高傾向で始まり、13時過ぎに796円高(3万5835円)まで上げた。その後も上げ幅600円前後で大引けまで値を保った。中国がトランプ大統領と競うように引き上げた関税の緩和を検討と一部で伝えられると資生堂<4911>(東証プライム)やファナック<6954>(東証プライム)が一段高。レーザーテック<6920>(東証プライム)やTDK<6762>(東証プライム)などの半導体・電子部品関連株も一段と上げ、日立<6501>(東証プライム)も中盤にかけて一段高となった。

 後場は、昼12時半に3月決算と自社株買いなど発表した日本ゼオン<4205>(東証プライム)が一段高となり、13時に3月決算と自社株買い、消却を発表したアイシン<7259>(東証プライム)、15時に業績予想の増額修正などを発表した大平金<5541>(東証プライム)も急伸。ディー・エル・イー<3686>(東証スタンダード)はK-POP番組や韓国カルチャー番組の放送開始などに期待強く後場一段高。サンバイオ<4592>(東証グロース)は新薬発売に向けた進展に期待再燃し反発幅を拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は18億7254万株(前引けは9億800万株)、売買代金は4兆4020億円(同2兆1347億円)。プライム上場1635銘柄のうち、値上がり銘柄数は1067(前引けは1011)銘柄、値下がり銘柄数は510(同559)銘柄。

 東証33業種別指数は26業種(前引けは29業種)が値上がりし、値上がり率上位は、非鉄金属、電気機器、その他製品、海運、ガラス土石、機械、精密機器機、化学、電力ガス、サービス、医薬品、輸送用機器、金属製品、石油石炭、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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