ピックルスコーポレーションが一段高、「巣ごもり消費」で第1四半期大幅増益

■外出自粛要請などにより家庭内で食事の機会が増え売上高13%増加

 ピックルスコーポレーション<2925>(東1)は7月1日、買い気配で始まり、取引開始後に一段高の2752円(182円高)をつけ、戻り高値を更新した。30日の取引終了後に発表した第1四半期の連結決算(2020年3~5月)が営業利益9億1300万円(前年同期比22.5%増)となるなど好調で、注目集中となっている。

 この第1四半期は、野菜価格高に見舞われたものの、「外出自粛要請などにより家庭内での食事の機会が増えたこと、健康志向の高まりにより、乳酸菌を含む食品としてキムチの需要が増えたこと」(決算短信)などにより、売上高が120億2100万円(前年同期比13.4%増)と大幅に伸び、収益の拡大をけん引した。親会社株主に帰属する四半期純利益は6億5100万円(同23.6%増)となった。

 通期・2021年2月期の連結業績予想は期初予想を継続し、売上高は430億円(前期比3.8%の増加)、営業利益は19億500万円(同1.8%の増加)、親会社株主に帰属する通期純利益は13億3200万円(同3.3%の増加)、予想1株利益は208円32銭。

 なお、新規事業として7月の開業を予定していた外食・小売り総合施設「OH!!!発酵・健康・食の魔法!!!」(埼玉県飯能市)は、新型コロナウイルス感染症の影響により、9月の開業に変更とした。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る