【株式市場】「東京都の新規感染100人超」とされ日経平均は後場値を消したが小反発

株式

◆日経平均は2万2145円96銭(24円23銭高)、TOPIXは1542.76ポイント(4.15ポイント高)、出来高概算(東証1部)は13億5725万株

 7月2日(木)後場の東京株式市場は、取引開始直後に新型コロナの東京都の感染者数が2日は100人を超える見込みと伝わり、日経平均は123円高で始まった後すぐに50円高前後まで値を消し、14時頃まで一進一退を続けた。前場上げた日本航空<9201>(東1)が上げ幅を縮め、JR東日本<9020>(東1)もダレ模様。日経平均は一時小安くなったあと持ち直し、大引けは前日比で小反発となった。東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は安い。

 後場は、リテールパートナーズ<8167>(東1)が10時半に発表した業績予想の増額修正を材料に一段高。日本通信<9424>(東1)は14時過ぎから上げ、通話回線のレンタル料を巡る総務省の引き下げ裁定など好感。日本アビオニクス<6946>(東2)はコロナ感染増を受けて次第高。ソレキア<9867>(JQS)は接触を減らす客室タブレットコンシェルジュサービスが注目され13時過ぎからストップ高。アンジェス<4563>(東マ)は13時過ぎに米国での特許取得を発表し、かなり持ち直した。

 東証1部の出来高概算は13億5725万株(前引けは6億842万株)、売買代金は2兆2367億円(同1兆27億円)。1部上場2169銘柄のうち、値上がり銘柄数は753(前引けは1047)銘柄、値下がり銘柄数は1343(同1051)銘柄。

 また、東証33業種別指数は19業種(前引けは29業種)が値上がりし、値上がり率上位は、空運、輸送用機器、保険、海運、陸運、銀行、建設、その他製品、食料品、情報・通信、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る