JCRファーマは新型コロナワクチン原液製造が注目され出直り強める

■厚労省が英アストラゼネカのワクチン1億回分調達の報道

 JCRファーマ<4552>(東1)は8月6日、1万900円(140円高)で始まり、日々小幅だが4日続伸基調で出直りを強めている。

 同日付の日本経済新聞・朝刊が「厚労省、アストラゼネカと近く合意へ、ワクチン1億回分供給」と伝えた記事の中に「原液はJCRファーマが国内で製造する」という一文があり、改めて注目される形になった。

 JCRファーマは、7月31日付で英製薬大手アストラゼネカが開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、国内における原液供給に向けて同社と協議すると発表している。

 第1四半期決算は7月30日に発表し、主製品のヒト成長ホルモン製剤、腎性貧血治療薬などが伸び、連結営業利益は前年同期比70.2%増の7.84億円だった。3月通期の連結業績予想は全般据え置き、営業利益は前期比85%増の60.0億円。1株利益155円70銭。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■開発者や投資家に加え、警鐘を鳴らす識者やアーティストも選出、多様な視点でAIの未来を問う  米T…
  2. 【効率化の先に広がる新しい働き方のルール】 ■広がり始めた「AI格差」  生成AIの利用が急速に…
  3. ■R35 GT-R最終生産、累計4万8000台が築いた伝説  日産自動車<7201>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  2. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  3. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  4. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  5. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  6. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る