アクセスグループ・ホールディングスは底放れの動き、21年9月期収益改善期待

株式市場 銘柄

 アクセスグループ・ホールディングス<7042>(JQ)は、プロモーション事業、採用広報事業、学校広報事業を展開している。20年9月期は新型コロナウイルスの影響で大幅減収・赤字予想だが、21年9月期の収益改善を期待したい。10月14日には「専修学校グローバル化対応推進支援事業」における各種業務を受託したとリリースしている。株価は20年9月期業績悪化の織り込みが完了して底放れの動きを強めている。出直りを期待したい。

■プロモーション事業や採用広報事業など展開

 企業販促支援のプロモーション事業、就活生向け合同企業説明会・セミナー開催の採用広報事業、学生募集に関わる広報業務サポートの学校広報事業などを展開している。

 なお10月14日には、学校広報事業を展開するアクセスネクステージが、令和2年度文部科学省委託事業「専修学校グローバル化対応推進支援事業」における各種業務を受託したとリリースしている。

■20年9月期赤字予想、21年9月期の収益改善期待

 20年9月期の連結業績予想(8月28日公表)は、売上高が38億円(19年9月期は45億60百万円)で、営業利益が1億80百万円の赤字(同58百万円の黒字)、経常利益が2億円の赤字(同38百万円の黒字)、純利益が3億円の赤字(同2百万円の黒字)としている。

 新型コロナウイルスの影響で、各事業において案件の中止・延期が発生したため、防災・衛生用品やデジタル商材などの販売拡大、全社的なコスト削減で補えず、大幅減収・赤字見込みとしている。特別損失では固定資産に係る減損損失なども見込んでいる。21年9月期の収益改善を期待したい。

■株価は底放れの動き

 株価は軟調展開だったが、20年9月期業績悪化の織り込みが完了して底放れの動きを強めている。出直りを期待したい。10月14日の終値は1038円、時価総額は約13億円である。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■GHG排出量削減に貢献  東洋製罐グループホールディングス<5901>(東証プライム)グループの…
  2. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  3. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…
  2. ■GW市場動向と投資家心理  『目出度さも 中くらいなり おらが春』と詠んだのは小林一茶である。季…
  3. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  4. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る