マルマエ:4月度月次受注残高概算、高水準を維持

グラフ=分野別 過去一年間の四半期売上高と月次受注残高の推移

■FPD、設投の活発化映し過去1年間で最高受注残を記録

精密部品加工、マルマエ<6264>(東マ)の15年4月末受注残高は、全体として前月比12.0%、前年同期比113.8%増となり受注残高318百万円の高水準であった。

受注残高の50.1%を占めた半導体分野は、受注・出荷検収が好調に推移し、過去1年で最高残高となった前月に比べ12.7%減少したものの、前年同月比ではほぼ倍増し159百万円(98.6%増)となった。

FPD分野は、国内外の設備投資の活発な動向を反映し、対前月比50.3%増、対前年同月比179.4%の大幅増加で過去1年間最高残高132百万円となった。

一方、ユニット受注が落ち着くなど1月以降減少気味に推移していたその他分野は、3月残高13百万円から26百万円へと増加に転じた。

■中小型&大型パネルまで幅広い設備投資拡大~受注本格化を期待!

今後の受注見通しについて同社は「半導体分野では既得意先からの受注品種の拡大と消耗品需要の増加傾向が続き、月々増減を繰り返いながら受注拡大は続く見通しである。FPD分野は中小型から大型パネル向けまで、幅広く設備投資が拡大する状況下、受注も本格化すると期待しています。その他分野では、スマートフォンを含む各種携帯端末の売れ行きと新機種の有無に影響される受注環境ではありますが、断続的にリピート受注を確保できる見通しを持っております。」と話している。(同社取締役藤山敏久氏)

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