Delta-Fly Pharmaが第4回新株予約権を発行し『DFP-14323』の臨床第3相試験費用などに資金を調達

■潜在希薄化率は19.99%になるが「行使停止」などの条項付

 Delta-Fly Pharma(デルタフライファーマ)<4598>(東マ)は12月8日の取引終了後、第三者割当による第4回新株予約権(行使価格修正条項、行使停止指定条項付)の発行を発表した。
 
 割当先はみずほ証券で、割当日は2020年12月24日、発行する新株予約権の総数は9000個(1個につき新株式100株)、当初行使価額1553円(資金調達の額13億9737万円)、予約権の価額は1個あたり630円(総額567万円)、権利行使可能期間は
2年間(2020年12月25日から2022年12月26日)。この新株予約権の潜在株式数は90万株になり、潜在希薄化率は19.99%になる。

 同社では、独自の「モジュール創薬」で6本のパイプラインが進行中。開発が先行する『DFP-10917』は2022年度中の上市を目指し計画通りの進捗としている。

 このたびの調達資金は、『DFP-14323』の臨床第3相試験の研究開発費(2020年3月に臨床第2相試験の症例登録を完了し、第3相試験に向け追加投資)や、『DFP-17729』の臨床第1/2相試験の研究開発費(臨床第1/2相試験の症例登録を開始しており、当該試験や第3相試験の準備、PMDA(医薬品医療機器総合機構)への承認申請等に向け追加投資)、および開発体制強化のための投資などに充当する計画。主に研究開発費として充当し、パイプラインのフェーズ進捗を目指す。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る