サンコーテクノは21年3月期3Q累計利益横ばい、通期上振れの可能性

(決算速報)
 サンコーテクノ<3435>(東2)は2月5日の取引時間終了後に21年3月期第3四半期累計連結業績を発表した。ファスニング事業は低調だったが、包装・物流機器関連のM&A効果で、全体として利益横ばいだった。通期減益予想を据え置いたが、第3四半期累計の利益進捗率が高水準であることを勘案すれば、通期利益予想は上振れの可能性が高いだろう。株価は安値圏でモミ合う形だが、第3四半期累計の利益高進捗率を評価する動きが優勢となりそうだ。反発を期待したい。

■21年3月期3Q累計利益横ばい、高進捗率で通期上振れの可能性

 21年3月期第3四半期累計連結業績は、売上高が前年同期比4.1%減の130億73百万円、営業利益が0.1%減の10億39百万円、経常利益が0.3%減の10億42百万円、四半期純利益が3.4%増の7億11百万円だった。

 ファスニング事業は4.8%減収で7.6%減益だった。インフラ関連を中心に完成工事高が増加したが、各種設備工事需要が減少して主力のあと施工アンカーの販売が減少した。機能材事業は2.2%減収だが20.2%増益だった。電動油圧工具関連やFRPシート関連が減少したが、包装・物流機器関連のM&A効果が寄与した。

 通期連結業績予想は据え置いて売上高が20年3月期比2.7%減の180億円、営業利益が22.4%減の11億70百万円、経常利益が22.2%減の11億90百万円、当期純利益が20.7%減の8億円としている。

 新型コロナウイルス感染再拡大による設備投資抑制などの不透明感を考慮して通期予想を据え置いた。ただし第3四半期累計の進捗率は売上高が72.6%、営業利益が88.8%、経常利益が87.6%である。期初時点で下期偏重の想定であり、第3四半期累計の利益進捗率が高水準であることを勘案すれば、通期利益予想は上振れの可能性が高いだろう。

■株価は反発期待

 株価は安値圏でモミ合う形だが、第3四半期累計の利益高進捗率を評価する動きが優勢となりそうだ。反発を期待したい。2月5日の終値は906円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS99円01銭で算出)は約9倍、時価総額は約79億円である。

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